2017/01/31

昔住んでいた街

土曜日も終わろうとしている
夕方6時、
ふと思い立って
夫と一緒に
留学時代に住んでいた街まで行ってみた。

そこは
神奈川県川崎市多摩区の
三田というところだけど、
夫と私は
最寄り駅の名前である
「生田」と呼んでいる。

生田は
今住んでいるところとは
車で2時間半くらい離れていて、
寄り道をしながら一般道を走ったら
着いたのは
夜10時頃だった。

住んでいたアパートと、
最寄りの駅と、
よく行っていたスーパーなどを歩いて回った。

以前と変わったところは、


彼氏(=現夫)と よくご飯を食べていた
安くて盛りの良い駅前の食堂が
なくなっていた。


庭が綺麗な
トンガリ屋根の家に
誰も住まなくなっていた。

(二階の窓に
いつも花が飾ってある
憧れの家だった。)


よく行っていた本屋さんが
なくなっていた。

その代わりに
駅の向こう側に
別の本屋さんができていた。


よく行っていたコンビニも
たまに行っていた薬局も、カラオケも、
それぞれ
なくなっていた。


スーパーと
大きなスポーツセンターが
駅の近くにできていた。

大体、こんな感じかな…?





私が生田に住んでいたのは
2001年。

16年前と
今とで
変わってないところもあれば
変わっているところも、
あって。

変わってないところには
ホッとするし、
変わっているところには
さびしさを感じた。

夫とは
当時から付き合い始めて、
今も一緒に
つるんで(?)いる。

それは、変わっていない。





生田の
丘の頂上に住んでいた
小説家の
庄野潤三さんも
亡くなられて
5年以上経っている。

庄野潤三さんの小説は
日常の経験をまとめている作品が多くて、
生田の情景も
小説の中で
仔細に描かれている。

「夕べの雲」に書かれている
1960年代の生田の姿は
さすがに私の知っているものとは大分違うけど、
1990年代以降の作品からは
私が住んでいた当時の生田の雰囲気が出ていて
読むたびに懐かしくなる。

庄野さんの小説を通じて
生田の風景を
いつでも思い返せるのは
ありがたいことである。

小説の中の生田のほうが
先週末に見てきたのよりも
私の知っている生田に
近い。



そんな
取り留めのない
昔住んでいた街の探訪記でした。

楽しい一日をお過ごしください。