土曜日も終わろうとしている
夕方6時、
ふと思い立って
夫と一緒に
留学時代に住んでいた街まで行ってみた。
そこは
神奈川県川崎市多摩区の
三田というところだけど、
夫と私は
最寄り駅の名前である
「生田」と呼んでいる。
生田は
今住んでいるところとは
車で2時間半くらい離れていて、
寄り道をしながら一般道を走ったら
着いたのは
夜10時頃だった。
住んでいたアパートと、
最寄りの駅と、
よく行っていたスーパーなどを歩いて回った。
以前と変わったところは、
①
彼氏(=現夫)と
よくご飯を食べていた
安くて盛りの良い駅前の食堂が
なくなっていた。
②
庭が綺麗な
トンガリ屋根の家に
誰も住まなくなっていた。
(二階の窓に
いつも花が飾ってある
憧れの家だった。)
③
よく行っていた本屋さんが
なくなっていた。
その代わりに
駅の向こう側に
別の本屋さんができていた。
④
よく行っていたコンビニも
たまに行っていた薬局も、カラオケも、
それぞれ
なくなっていた。
⑤
スーパーと
大きなスポーツセンターが
駅の近くにできていた。
大体、こんな感じかな…?
*
私が生田に住んでいたのは
2001年。
16年前と
今とで
変わってないところもあれば
変わっているところも、
あって。
変わってないところには
ホッとするし、
変わっているところには
さびしさを感じた。
夫とは
当時から付き合い始めて、
今も一緒に
つるんで(?)いる。
それは、変わっていない。
*
生田の
丘の頂上に住んでいた
小説家の
庄野潤三さんも
亡くなられて
5年以上経っている。
庄野潤三さんの小説は
日常の経験をまとめている作品が多くて、
生田の情景も
小説の中で
仔細に描かれている。
「夕べの雲」に書かれている
1960年代の生田の姿は
さすがに私の知っているものとは大分違うけど、
1990年代以降の作品からは
私が住んでいた当時の生田の雰囲気が出ていて
読むたびに懐かしくなる。
庄野さんの小説を通じて
生田の風景を
いつでも思い返せるのは
ありがたいことである。
小説の中の生田のほうが
先週末に見てきたのよりも
私の知っている生田に
近い。
*
そんな
取り留めのない
昔住んでいた街の探訪記でした。
楽しい一日をお過ごしください。